建通新聞の連載企画「若手が辞めない建設会社」に掲載されました。
先日インタビューを受けた記事が掲載されました。
以下記事内容
【若手が"夢"を見つけられる会社に】
全国に比べ人口減少が25年、高齢化が10年早く進む四国。高知県四万十市にある豚座建設にとっても、地域で事業を継続していくために最優先と位置付けるのが採用だ。
新卒・中途を問わず、「入社を希望した人は原則断らない」のが方針。
会社全体で入社後のサポートを行い、個々に合った〝夢〟を見つける手助けをするなど、個性が生かせる職場づくりに取り組んでいる。
並行して進めているのが、次世代を担う地元の小・中・高の児童・生徒に「建設業は地域に貢献している仕事」だと知ってもらうこと。
各部署が連携し試行錯誤を繰り返しながら、インターンシップ・職場体験や現場見学会に取り組んできた。
建設業において「現場」が重要なことは言うまでもないが、現場作業のイメージだけが先行してしまっている現状がある。
そんな中で佐田憲昭社長は「学生には現場以外にも多岐にわたる業務があることを知ってもらい、自分のスキルが最大限生かせる仕事だと理解してもらいたい」と語る。
また、自身が若手社員とコミュニケーションを取る中で「入社前の印象と違い、明るく楽しい職場で先輩の教え方も丁寧」との声を耳にする。
一方、「時代が変わり労働環境も改善していることが一般には広まっていない。ありのままの会社の姿を知ってもらうことが必要」だと考えていた。
その橋渡しをしているのが、中途入社で3年目の杉本和史氏。
自身が感じた会社や建設業の魅力、社員の日常をSNSで積極的に発信し、根強く残る建設業への先入観の払しょくに取り組む同氏は、「社長の無茶振りには慣れました」と笑う。
社員の提案を前向きに取り入れる社長は、彼のアイデアに信頼を置いている。
こうした取り組みが実を結び、生徒を送り出した学校の先生、あるいは両親から「子供が安心して働いている」との評価を得ることに成功。
次の採用に、そして後輩の入社が先輩のモチベーションアップと離職率の低下につながるという好循環を生んでいる。
同社がいま、力を注ぐのが互いに深く関わる①社員と家族の健康②地域の健康③会社の健康―の「三つの健康」の実現だ。
地方の企業が今後生き残るためにも、社員一人一人の体と心の健康に最大限の気を配る。
「若手社員を育てるためには、要となる指導を担うベテランこそ大事。ずっと働いてもらえる環境を確保する。」との信念の下、若手とベテランの共存を大切にしている。
佐田社長は「目の前にいるベテランの頼もしさと、会社に大事に思われている姿を目に焼き付けて、新しい技術や考えを取り入れながらその背中を追って欲しい」と力を込めて話した。
その上で、常に地域貢献の意識と、次世代を担う若手社員が〝夢〟を見つけられる会社づくりを目指していく。
(四国支社=荒尾匡俊)
『豚座建設株式会社(高知県四万十市)、業種 総合建設業、従業員数 61人』
以上。
荒尾記者も、鈴木課長もインタビューの際はありがとうございました。
このような素晴らしい記事にしていただき、身に余る思いです。
この記事に報いるような企業であり続けるため、役職員一同力を合わせてきます。